Factor Affecting Prognosis in Primary Hepatocellular Carcinoma.

2002 
〔目的〕肝細胞癌 (HCC) の予後に寄与する因子を retrospective に検討した.〔対象〕1991年から1999年までの期間に当センターでHCC初発と診断された398症例を対象とした.〔方法〕一般的な予後因子について単変量解析を行い, 予後に影響を与えている因子間で多変量解析を行った.〔結果〕生存期間中央値は637日であり, 肝機能因子別ではAlb, PT, 臨床病期が, 腫瘍因子別では, 腫瘍サイズ, 腫瘍個数, 肝癌 Stage, 腫瘍マーカーが予後に寄与していたが, 治療因子は予後に寄与していなかった. 多変量解析ではAFP, Alb, PT, 腫瘍個数が独立した予後因子であった.〔考察〕以上の検討から, 早期に腫瘍を発見し治療を行うことでHCCの予後を延長しうる可能性が示唆された.
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