PET/CT による大腸癌肝転移の肝門部リンパ節転移診断

2014 
新規抗癌剤が導入できる現在,従来は大腸癌肝転移切除の適応外とされていた肝門部リンパ節転移についても新たな対応が求められている。今回,PET/CT による肝門部リンパ節転移の診断能についてretrospectiveに検討した。2007年 10月〜2014 年 3 月の間に術前 PET/CT を施行し,肝門部リンパ節生検を含む肝切除を行った大腸癌肝転移 50 症例を対象とし,PET/CT による肝門部リンパ節転移診断能を検討した。病理組織学的肝門部リンパ節転移陽性は 2 例に認められた。PET/CT による診断能は sensitivity 50%,specificity 100%,positive predictive value 100%,negative predictive value98%,accuracy 98%であった。PET/CT は肝門部リンパ節転移診断において特異度は高いが感度が低いため,PET/CT のみで大腸癌肝転移の適応を決定することには問題があり,他の画像検査などを含めた総合的な評価が必要である。
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