Serum selenium and vitamin E and A concentrations in families of lung cancer patients.

1987 
肺癌患者家族の血清中セレン, ビタミンE (αトコフェロール) およびビタミンA (レチノール) 値に家族性因子があるかどうか検討した. 肺癌患者家族115例の血清セレン値0.116±0.024μg/ml (±S.D.) は対照群 (2親等以内に癌疾患のなv健康人で, 年令, 性構成は家族群と一致) 0.122±0.014μg/ml より低い傾向を示し (P<0.1), 特に肺腺癌家族群で有意に低値0.111±0.019μg/ml (P<0.01) を示した. 肺癌患者家族群の血清ビタミンE値12.86±3.29μg/mlは文寸照群13.92±2.99μg/mlに較べ低く (P<0.05), 特に腺癌家族群11.85±2.85μg/mlは低イ直を示した (P<0.01). 血清ビタミンAイ直には肺癌家族群と対照群の間に差はなかった. 肺癌患者で1ま血清セレン値0.099±0.016μg/ml, ビタミンE値10.99±2.4μg/ml, およびA値466±186ng/mlはいずれも低く (p<0.001), 各細胞型とも肺癌家族群より低値を示した.これらの成績は, 肺癌家族 (特に腺癌家族) における血清セレン, およびビタミンE値の低下には家族性因子が存在することを示している.
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