Characteristic of filtration for methane fermentation suspension by ceramic membranes. Semicontinuous filtration fermentation and membrane permeability.

1989 
新しい廃水処理装置として, セラミック精密濾過膜とメタン発酵槽を組み合わせた, 半連続型濾過発酵に関する試験を行い, 最適な膜孔直径, 膜の洗浄性, 発酵槽への最大有機物負荷量と膜による濾過安定性について実験的に検討した.その結果, 孔直径0.04μmの膜を用いると, 連続長時間濾過においても安定した透過流束が得られた.また, この膜は次亜塩素酸ソーダによる逆洗で完全に初期の性能にまで回復した.これらの傾向は, 発酵液の微細粒子径との関連性で説明することができた.発酵槽にかかる最大許容有機物負荷は約3kg・m-3・d-1であった.この負荷でのTOC除去率は約90%であり, 除去TOCあたりの余剰汚泥発生率は30%程度であった.それより高い負荷では, TOC除去率及びガス発生量が低下し, 透過液中にはしだいにプロピオン酸が蓄積してきた.また, 負荷条件を変えても膜の透過性能にはほとんど影響しないことも明らかとなった.
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