Brother cases with serologically diagnosed visceral larva migrans.
1989
牛肝生食後,乾性咳嗽,腹痛,下痢を主症状とし,著明な好酸球増加を示し血清学的に猫回虫抗原,犬回虫抗原と強い沈降線を形成し,最終的に猫回虫幼虫移行症と考えられた成人兄弟例を経験した.本症例では,牛肝生食によるという最近報告された新しい感染経路を裏付けていることの他,画像診断的に胸部X線写真上-過性に斑状陰影を呈し,さらに肝超音波像,肝CT像にても-過性に多発性の低濃度結節様陰影を呈し,その経時的変化を追跡することが出来た.本症例は,感染の契機がはっきりしており,初期より経時的に画像上の変化を追いかけることの出来たまれな症例であるのでここに報告する.
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