Reactions between aqueous solution of poly(oxymethylene)glycols and alcohols analysed by liquid ionization mass spectrometry.

1996 
工業用ホルムアルデヒド水溶液中の反応と関連して,ポリオキシメチレングリコール(POMGと略す)水溶液とメタノール,あるいはエタノールとの常温における反応と,その平衡状態を液体イオン化質量分析法により解析した.POMG水溶液に等量のメタノールを作用させると速やかにヘミホルマール化反応が進み,約15分で反応は完了し,平衡に到達した.一方,エタノールを作用させた場合,ヘミホルマール体は生成するが反応初期の約20分間における生成量は少なく,その後急速に進んで約40分でヘミホルマール化反応はほぼ完了した.水溶液中のPOMGは水和しており,メタノールは直ちに反応して水付加したヘミホルマールイオンも生成する.一方,エタノールの場合は,エタノール付加分子イオンが多く水付加イオンは少ないことなどから,水とエタノールがある程度置換してからヘミホルマール化反応が起こると推定される.
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