VEGETATION SURVEY FOR ENVIRONMENTAL MONITORING ON ALARGE-SCALE LANDFILL

2005 
広大な面積を有するアジアメガシティの大規模廃棄物処分場を効率的にモニタリングするシステムの構築を目指し, その基礎調査として上海市の老港廃棄物処置場において現地調査を実施した. 具体的には, 埋立地表層の植生状況に関する調査結果を埋立地の安定化指標として活用できるかを検討するため, 埋立完了からの経過時間の異なる4区画において, 埋立地表層の植生状況と埋立ガス等の安定化指標との関係について調査した・その結果, 埋立完了後最初に植物が出現するのは, 覆土が比較的厚く保水性が高い場所であったこと, 埋立完了後2年の区画では, 被植地において埋立ガスフラックスが大きかったこと, 埋立完了からの時間経過とともに, 被植地では埋立ガス濃度が減少していた一方, 裸地では埋立ガス濃度は高い値を維持していたこと, および, 老港廃棄物処置場における植生遷移系列の特徴, を確認した.植生情報は, 埋立区画内の相対的な安定化度の違いを評価するための指標としでの利用可能性があることを述べた.
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