A study of rectal cancer with perineural invasion in special reference to clinico-pathological factors.

1991 
進行直腸癌218例の臨床病理学的検討を行い, 年齢, 性別, 直腸区分, 組織型, 壁深達度, リンパ管侵襲, 静脈侵襲, リンパ節転移, Dukes分類の各因子と神経浸潤との関係について検討した.神経浸潤の頻度は25.7%であった. 神経漫潤と強く関係していた因子は, 壁深達度, リンパ節転移, Dukes分類, 組織型, 静脈侵襲であった.神経浸潤はDukes A症例には認められないが, Dukes B症4/1の137%に, Dukes C症例の44.6%に認められた.累積5年生存率で予後を検討すると, Dukes Aは92%であった. Dukes Bの神経浸潤陰性例では72%であったが, 神経浸潤陽性例では355%であった. Dukes Cの神経浸潤陰性421では37%であったが, 神経浸潤陽性例では10%であった.したがって, 神経浸潤は予後に関与する1つの因子であり, しかも負の因子として作用していると考えられた.
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