Syntheses and Properties of Block Copolymers Having Poly(vinyl alcohol) as One Component.

1992 
片末端にチオール基を有するポリビニルアルコールと臭素酸カリウムとのレドックス開始反応を利用して. 各種のモノマーを水中で重合することで, ポリビニルァルコール (PVA) を一成分とするブロック共重合体の合成を行った. 得られたブロック共重合体は対応するホモポリマー同士のブレンド系と比べると明瞭に性質が異なり, ブロック体と考えて良い挙動を示した. PVAとポリアクリルアミド (PAAm) のブロック共重合体についてさらに検討し, ブロック共重合体はPVA/PAAmブレンド系と比べ水中での相分離が遅く, また透明なフィルムが得られることが分かった. さらにでん粉と見かけ上相溶するPAAm系成分をPVAにブロック共重合で導入すると, でん粉との相溶性がPVAに比べ顕著に改善され, でん粉とのブレンドフィルムの透明性と機械的強度が, PVA/でん粉ブレンド系に比べ顕著に向上することが分かった.
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