A Case of Recovery from Pharyngitis in a Calf Treated with a Combination of Antibiotics and an Adrenocorticosteroid Agent

2006 
嚥下困難で食渣を吐出し、栄養不良を呈していた35日齢の黒毛和種子牛において、触診による咽頭部の腫脹と聴診による喘鳴音から内視鏡検査を行った。その結果、咽頭背部において母指頭大腫瘤状結節4個が食道基部を狭窄していた。このことから咽頭炎を疑い抗生物質と副腎皮質ホルモン剤および補液による治療を行ったところ徐々に食欲が回復し、喘鳴音も軽減された。第16病日の内視鏡検査では腫瘤状結節の消失が確認され、第19病日に退院とした。本症例は、内視鏡検査を含む各種臨床検査により早い時期に非化膿性の咽頭炎を診断することが可能となり、抗生物質と副腎皮質ホルモン剤の投与による治療で順調に回復さぜることができた。したがって、内視鏡検査は咽喉頭疾患において有用な診断法の一つと考えられた。
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