POINTS OF ECOROAD PLAN FOR EZODEER DODO HANASAKI-KOU ONNETOU LINE

2002 
北海道内では道東地方を中心に爆発的に増加したエゾシカに起因して自動車交通事故が増加し, 道路管理上の大きな問題になってきた. 一方, 昨今の社会情勢から新たな道路建設や維持管理に当たっては野生動物との共生を図る配慮が求められるようになってきた.本研究では交通事故対策として根室市内に設置したエゾシカ専用横断構造物をモニタリングし, 道路建設に対するエゾシカ生態の変化を確認した. その結果, 盛土ではシカ道が更新されずらいが, 切土では既存のシカ道がそのまま更新されることが分かった. また, アンダーパスの通過利用は少ないが, オーバーブリッジでは躊躇なく多数の個体が通過することから, 今後はこのようなエゾシカの特性を考慮してエコロードを計画することが重要である.
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