Preoperative computed tomography-guided marking of pulmonary peripheral tumorous lesions

2001 
確定診断の困難な肺野末梢腫瘤性病変に対し, CTガイド下に糸付きフックワイヤーを用いてマーキングを行い, 胸腔鏡下肺部分切除を施行した25例について, マーキングの有用性や安全性の観点から検討した.病変の大きさは平均10.4±4.8mmであり, 10mm以下が14例であった.胸膜からの深さは平均5.5±6.7mmで, 胸膜変化のない14例ではマーキングがとくに有用であった.マーキング所要時間は平均18.6±5.4分で, 手術開始から標本切除までの時間は平均27.8±17.6分であった.全面癒着の1例を除き, 胸腔鏡下で肺部分切除を行い得た.術中病理診断で全例確定診断し, 永久標本での診断とに相違はなかった.合併症は気胸9例, 一過性脳虚血発作1例であった.以上より, 本法は簡便かつ迅速に行える手法で, 肺野末梢病変に対し胸腔鏡下肺部分切除を行う上で有用である.また, 気胸などの合併症に留意し, マーキング後は可能な限り早く胸腔鏡手術を行うべきである.
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