Ultraviolet photometric determination of calcium by chloranilic acid
1959
クロラニル酸を用いるカルシウムの比色定量に,紫外線光度法を適用した.マグネシウム,鉄,アルミニウム,酸など,クロラニル酸溶液の可視部の分光吸収特性を大きく変える物質は,クロラニル酸の紫外部吸収にはわずかな影響しかあたえない.純粋なクロラニル酸のみの吸収曲線と,塩類共存時の吸収曲線は,紫外部の特定波長でループをつくって交錯し,いくつかのisosbestic pointに類するものが見いだされる.それらの波長の一つ, 248mμを測定に用いれば,各共存イオンの吸収におよぼす影響をほとんど除き得るから,問題はクロラニル酸カルシウムの沈殿を完全にすることだけに限られる.紫外部吸収を用いる光度定量法を設定し,植物灰と陸水に応用した結果,マグネシウムの量が一定範囲を超えない限り,正確な値が得られた.
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