The effects of chemical characteristics of plant waste and addition of nitrogen or manganese on the characteristics of decomposition

2001 
樹木由来の各種植物性発生材 (チップ材, ソメイヨシノ, クスノキ, クロマツそれぞれの枝葉部と幹部) の化学的性質, 分解・無機化特性を調査し, それらの関係について検討した。また, 無機態窒素 (N) や無機態マンガン (Mn) をチップ材に添加することによる分解・無機化の促進効果についても検討した。チップ材の養分含有量は幹部よりも枝葉部に多く, クスノキ枝葉部でもっとも多かった。土壌に混入されたチップ材からの二酸化炭素発生量 (C無機化量) は概ねチップ材のC/N比やC/P比と負の相関関係にあった。分解初期 (土壌への混入後50日間) のチップ材のC無機化量は無機態N添加によって増加したが, 無機態Mn添加の影響を受けなかった。無機態N添加によるC無機化促進効果は, チップ材のC/N比が高いほど大きかった。野外 (地表) に設置されたチップ材の重量は, 枝葉部では設置後の積算地温とともに減少したが, 幹部では微生物によるNの有機化によってC/N比が低下してから減少した。チップ材の重量減少はC/N比, C/P比といった化学的な性質の影響を強く受けていた。
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