橋本病研究の再評価とup-to-date

2017 
約100 年前に橋本 策博士によって報告された橋本病は,慢性炎症を伴う自己免疫性甲状腺炎で,さまざまな研究結果をもとに,発症機構や病態の解明,さらに治療法や診断法が開発されてきた.ホルモン補充による治療が一般的であり,橋本病の根本的な病因はいまだ不明な点が多い.本稿では,橋本病の臨床・基礎と両方の研究のさらなる発展を願い,橋本病の発症機構とともに,過去の橋本病研究を振り返り,その内容と貢献度を再評価し,さらに,最近の橋本病に関する研究を紹介する.
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