Stroke Mobile Telemedicineによる脳卒中急性期医療

2010 
携帯電話を用いた脳卒中診療における遠隔医療Stroke Mobile Telemedicine(以下SMT)の有効性と問題点について検討した.脳卒中が疑われた患者が受診した場合,川崎医科大学の脳卒中専門医へテレビ機能付き携帯電話で連絡を取り,リアルタイムに神経診察,画像を送信し,脳卒中専門医と診断および治療方針の決定を行った.2008年9月から2009年1月までに6例(男性4例,平均年齢76.5歳)が登録された.SMTの利点として,送信側はいつでも専門医に相談できる安心感が得られた.受信側はリアルタイムに動画で詳細な神経診察を観察しながら,画像診断も評価することができ,治療方針や今後の検査について指示することができた.SMTは遠隔医療の方法として非常に有用であると考えられた.
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