ニッケル粉末、その製造方法、導体ペーストおよびそれを用いた積層セラミック電子部品

2007 
【課題】 微細であっても活性が低く、適切な焼結挙動を示すと共に、粉末の耐酸化性が高く、焼成時、特に脱バインダ時の雰囲気に対する感受性の低いニッケル粉末、その製造方法、このニッケル粉末を含有する導体ペースト、さらにはこのペーストを用いて、電気的特性が優れ、信頼性の高い積層セラミック電子部品を製造することを目的とする。 【解決手段】 表面酸化層を有し、かつ硫黄を含有するニッケル粒子からなる平均粒径0.05〜1.0μmのニッケル粉末であって、粉末の全重量に対して硫黄の含有量が100〜2,000ppmであり、該ニッケル粒子のESCAによる表面解析においてニッケル原子に結合した硫黄原子に帰せられるピークの強度が粒子表面から中心方向に変化しているものであって、その強度が粒子表面から3nmより深い位置で最大となることを特徴とするニッケル粉末。このニッケル粉末は非酸化性ガス雰囲気中に分散させた硫黄を含有するニッケル粉末を、高温下で酸化性ガスと接触させることにより製造する。 【選択図】 図1
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