STUDY ON EXPLOSIVE SPALLING PROCESS OF HIGH-STRENGTH CONCRETE BY MEANS OF ACOUSTIC EMISSION
2009
本研究では,火害によるコンクリートの爆裂の発生メカニズム解明の基礎的資料を得る目的で,高強度コンクリートを対象に,含水状態をパラメータとした加熱試験を実施した.加熱に伴うコンクリート内部のひび割れ発生状況をモニタリングするため,アコースティック・エミッション法(AE法)を適用した.また,内部温度と蒸気圧も同時に計測し,含水状態の違いが爆裂の発生に及ぼす影響についての検討を行った.その結果,AE法により得られたAE累積発生数および振幅規模別頻度分布に着目することにより,加熱に伴うコンクリート内部でのひび割れの発生および進展状況や,爆裂による破壊の特徴が評価可能であることを明らかにした.
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