Influence on Femoral Antero-Posterior Sizing of the Error in Sagittal Angle of Femoral Distal Cut in Total Knee Arthroplasty

2011 
【目的】3次元術前計画ソフトを用いて,矢状面での大腿骨骨切り角度の誤差が大腿骨前後径のサイジングに及ぼす影響について検討した.【対象および方法】TKA術前の43症例50膝を対象に,矢状面での大腿骨遠位骨軸に垂直,伸展3度・5度,屈曲3度・5度の角度で骨切りするプランニングを行い,前方でノッチを形成しないようコンポーネントを設置した際の,コンポーネントの前後位置を計測した.【結果】骨軸に垂直な骨切に比べ,伸展3度では1.9±0.6mm(0.8~3.1),伸展5度では3.1±0.4mm(2.0~4.2)前方へ移動した.屈曲3度では1.4±0.3mm(0.6~3.4),屈曲5度では2.4±0.3mm(1.6~4.3)後方へ移動した.【考察】大腿骨コンポーネントの前後径は,機種により異なるが,サイズが一つ異なる毎に2-4mm程度の差が存在する.今回の結果によると,矢状面骨切り角度の数度の誤差で,術前計画と術中のサイジングの間に1もしくは2サイズの差が生じる可能性が示唆された.
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