Interregional lithostratigraphy and biostratigraphy of the Pleistocene Setana Formation, southwestern Hokkaido, Japan.

1999 
北海道渡島半島に分布する瀬棚層の広域的な層序区分を行い, 微古生物学的検討を行って堆積年代を求め, 以下の結論を得た.1)瀬棚層は岩相層序学的特徴から花石砂礫岩部層・珍古辺砂岩部層・畑の沢砂礫岩部層・夏路砂礫岩部層・中里砂礫岩部層・添別砂岩部層の6部層に再定義される.2)花石砂礫岩部層・夏路砂礫岩部層・中里砂礫岩部層は瀬棚層下部に, 珍古辺砂岩部層・畑の沢砂礫岩部層・添別砂岩部層は瀬棚層上部に位置付けられる.3)瀬棚層の堆積年代は, 浮遊性有孔虫と石灰質ナンノ化石に基づく生層序学的な検討により, 下部が約1.2~1.0 Ma, 上部が約1.0~0.6 Maと考えられる.4)堆積初期に渡島半島東部から侵入した浅海・寒冷な海域は, 後期になって西方へ拡大・深化するとともに断続的な暖流の流入を受けた.5)瀬棚層は生層序学的に, 富川層・大釈迦層・北浦層上部~脇本層・灰爪層・大桑層中~上部等に対比される.
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