A RESECTIVE CASE OF SEMINOMA WITH RETROPERITONEAL ORIGIN

2006 
症例は34歳,男性.平成15年9月5日より左側腹部痛,発熱出現.症状の改善なく,同年9月7日,当院救急外来受診.腹部CTにて後腹膜に最大径約9cmの腫瘤と左水腎症を認め,精査加療目的に当院内科入院となった.左水腎症に対して,尿管ステント留置.その後,後腹膜腔腫瘤の診断のため, CT, MRI, 血管造影, Gaシンチ,上部および下部消化管検査,骨髄検査など全身検索施行するも,確定診断には至らなかった.このため診断と治療をかねて,平成15年10月22日手術施行.後腹膜腔腫瘍が左腎静脈を巻き込んでいたため,後腹膜腫瘍摘出術および左腎合併切除施行.病理診断は精上皮腫であった.本例は術前後の十分な検索で精巣に腫瘍を認めないことより,後腹膜腔原発性のものと考えている.本例は精上皮腫を摘出し残存腫瘍はないと考えられ,また精上皮腫のみの単一組織型であることより,現在無治療,経過観察中である.
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