維持透析患者に対しmFOLFOX,Bevacizumab併用療法を安全に施行した直腸癌・多発肝転移の1 例

2018 
症例はIgA 腎症による慢性腎臓病にて透析導入をされている50 歳台,男性。直腸癌・多発肝転移にて腹腔鏡下ハルトマン手術施行後,肝転移に対する化学療法を施行した。mFOLFOX療法2 コース目よりbevacizumabを追加し,8 コース終了後には腫瘍縮小,腫瘍マーカーの低下を認めた。好中球減少(Grade 3),食欲不振(Grade 1)と吃逆(Grade 1)を認めた以外は重篤な有害事象もなく2017 年7 月までに8 コースを終了し,1 回目の評価ではPR inで,2 回目の評価も継続でPRである。
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