Nodule in noduleの像を呈した肝adenomatous hyperplasiaを

1987 
症例は72歳の女性で,細小肝癌を伴う肝硬変の診断の下に治療を受けていたが,肝不全のため死亡した.肝は610gと萎縮し,硬変像を呈しており,割を入れると直径0.7~2.5cmの小腫瘤を4個認めた.2個はEdmondson II型の肝細胞癌(以後HCCと略す)であったが,他の2個はadenomatous hyperplasiaであり,組織学的にこの腫瘤内にclear cell typeのHCCが確認できた(nodule in nodule).これら2種類のHCCは形態学的にもAFPの染色態度にも相違がみられ,HCCの多中心性発生に示唆を与える症例と思い報告した.
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