A CASE OF CASTLEMAN'S LYMPHOMA ARISING IN THE RETROPERITONEUM

2001 
症例は52歳,女性.検診にて腹部腫瘤を指摘され精査加療目的にて当院紹介となった.腹部超音波検査で膵釣部近傍に内部エコー比較的均一な腫瘤を認めた.腹部CTでは十二指腸水平脚の背側に,内部に壊死を伴った境界比較的な腫瘤として描出された.後腹膜原発のリンパ腫を疑い手術を施行した.腫瘍は十二指腸背面,下大静脈前面に接しており,線維性の癒着を認めたが比較的容易に剥離可能で腫瘍摘出術を施行した.病理組織学的に大きさ6×8.5×3cmのhyaline vascuiar typeのCastleman's lynphomaと診断した.明らかなを悪性像はなくリンパ節転移も認めなかった.術後経過は良好で,現在再発の兆候もなく外来にて経過観察中である. Castleman's lymphomaはリンパ節の腫瘤形成性良性病変でhyaline vascular typeは予後良好とされているが,再発をきたした症例の報告もあり今後注意深い経過観察が必要である.
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