Analysis of stress-strain curves and histological observations on the periodontal ligament of impeded and unimpeded rat incisors at low velocities of loading

1996 
咬合および非咬合ラット下顎切歯横断切片を用い, 0.5mm/24hあるいは1.0mm/24hの引張り速度で, 歯を顎骨から萌出方向に引抜くことによって得られた歯根膜の応か歪曲線の解析を行った。同一の引張り速度では, 咬合切歯の方が非咬合切歯よりも大きな最大勢断応力を示すこと, 速度の増加に伴う最大剪断応力の増加率についても, 咬合切的歯方が非咬合切歯より大きいことが判明した。弾性係数および破壊エネルギーは最大剪断応力とほぼ同じ傾向を示した。光顕および走査電顕観察により, 歯根膜は中間付近で分離していること, 分離面は滑らかで, 歯の長軸と平行に走る多数の線維が認められた。これらの結果から, 咬合および非咬合切歯歯根膜は, 歯の移動速度の違いにより異なる抵抗力を示すこと, 抵抗力の変化により歯の萌出率を自動的に制御している可能性, 更に萌出率に近い速度で歯を引抜くと歯根膜線維束は中間付近で滑りを起こす可能性が示唆された。
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