Anthocyanin Pigment Extracting Characteristics from Black Rice

2005 
毒性のある抽出溶媒を用いず純水を抽出溶媒として,溶媒温度20~50℃ の温度範囲について黒米からのアントシアニン色素の抽出特性を測定し,抽出過程のモデル化を行った.溶液中のアントシアニン色素の濃度定量では,デジタル画像の飽和度を利用した新たな測定方法を提案した.この方法により得た濃度データを,アントシアニン色素抽出モデルに最小自乗法により当てはめた結果,黒米からのアントシアニン色素の抽出過程を特徴づける質量基準での抽出速度係数は5.55 × 10-2~6.51 × 10-2(h-1g-1)の範囲となることがわかった.また黒米からのアントシアニン色素の抽出限界を規定する平衡抽出濃度は,溶液温度依存性が認められ,依存関係を線形回帰式で整理した.得られたアントシアニン抽出モデルは,黒米の充填層からアントシアニン色素を抽出する装置を設計する際の基礎式として有用である.
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