Azacitidine投与が奏効した染色体異常del(20q)を有する慢性骨髄単球性白血病

2014 
症例は71 歳,男性。白血球増加・貧血のため当科紹介入院となり,末o血液像・骨髄検査の結果,del(20q)を含む染色体異常を有する慢性骨髄単球性白血病(chronic myelomonocytic leukemia: CMML)と診断した。azacitidine での治療を開始して以降,効果は速やかに得られ,単球数正常化・輸血依存性の離脱が可能であった。CMMLにおけるdel(20q)は0.7〜1.0%にみられるまれな異常であるが,予後に対する影響など今後の症例蓄積による多数例での解析が望まれる。また,本例では治療開始以降症状が改善するとともにWT1 低下がみられたが,急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群で報告されているのと同様に,効果を反映して低下したものと考えられた。
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