Effect of Dietary Levels of Calcium and Phosphorus on Growth and Bone Formation of Female Broiler Chicks

1988 
カルシウム(Ca) 0.2%,全リン(P) 0.4%の基礎飼料に,炭酸カルシウムとリン酸を加えて飼料中のCaとP含量を調整した7種類の試験飼料を,3週齢のブロイラー雌雛に4週間給与した。発育成績は,Ca1.2%, P0.9%の試験飼料(1.2-0.9飼料と略す)の給与区が最もよく,CaとPのバランスが崩れた飼料の給与区の発育は劣る傾向であった。骨についても.1.2-0.9飼料の給与区で重く,長く,太く,強く,最もよい成績であった。バランスが崩れた飼料の給与区の成績はこれに劣る傾向であった。Caが過剰の条件では骨端軟骨の肥大帯が肥厚し,P過剰の条件で骨端軟骨の増殖帯が肥厚した。組織標本作成のため骨を鋸で引いたときの感触では,飼料のP含量とは無関係に,Ca不足では軟らかく感じられた。これらの成績は同じ組成の試験飼料を給与した雄雛の成績(引用文献1)と同じ傾向であったが,飼料中のCaとPに対する反応は,雌雛の場合著しく微弱であった。1.2-0.9飼料の有効P含量は0.5%と推定され,この条件,すなわち,Ca1.2%と有効P0.5%の組合せが,3~7週齢のブロイラーの成長ならびに骨の形成の点で,ほぼ最適な組合せといえる。
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