Tuberculous Osteomyelitis of Tarsal Bones: A Case Report

2008 
今回我々は稀な足根骨骨関節結核の1例を経験したので報告する.症例は24歳女性.平成15年左足を捻り左足中足骨骨折の診断にて他院加療していた.その後,疼痛継続のため反射性交感神経性ジストロフィーの診断にてステロイドの内服を受けていた.平成16年4月骨破壊が判明し病巣掻爬により結核が判明した.平成16年5月当院紹介入院となり抗結核薬を継続するも骨破壊が進行することから平成16年11月病巣掻爬,骨移植を行った.その後症状軽快したが術後3年の現在著明な扁平足が見られる.足根骨の骨関節結核は非常に稀で,我々が渉猟しえた限り本邦では4例しか報告はない.しかし,近年若年者の結核患者数減少が鈍り高齢者の結核が増えており,さらにHIVの出現や免疫抑制剤の使用などにより結核増加が危惧される.また,諸外国と比較して日本は結核罹患率が高く,既往のない若年者でも鑑別診断にあげておくべきであると考えられる.
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