STABILITY ANALYSIS OF EMBANKMENT ON CLAY FOUNDATION DURING EARTHQUAKE

2001 
本論文は, 粘性土の破壊モードを踏まえ, 粘性土の繰返しせん断強度を取り入れた地震時安定解析法の提案を行ったものである. さらに, 得られたすべり安全率を用い, 基礎地盤内に発生する過剰間隙水圧と, 盛土の沈下量を連続的に推定できる簡易な手法についても示した. この手法を過去の地震において実際に被災した河川堤防の事例に適用し, 沈下量の予測を試みた. その結果, 提案法で求めた安全率は実被害の状況と対応しており, また簡易推定法で求めた変形量も現地で測定された沈下量とも良好な対応を示すことが確認された.
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