FCA VI-1集合体におけるガンマ線発熱分布の測定と解析

1984 
5種類のTLDを用いて、FCA VI-1集合体(大型高速炉のモックアップ炉心)のおけるガンマ線発熱分布を測定した。測定精度は、テスト領域で25~40%、ドライバー領域で20%、ブランケット領域で10%であった。発熱分布は、径方向ではドライバー領域の方がテスト領域より高く、ブランケット領域では単調に減少する。計算は、遮断材料の群定数JSD1000を用いた中性子100群gamma線20群での1次元S8P3輸送計算を行った。計算結果は、発熱分布の傾向を良く捉え、テスト領域では実験値と比較的良い一致を示した。しかし、ドライバー領域では若干過小評価であり、ブランケット領域では逆に過大評価であった。
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