Clinical Study of Adenoid Cystic Carcinomas of the Head and Neck

2008 
当科において,1978年から2007年までの30年間に取り扱った頭頸部原発の腺様嚢胞癌29症例についての治療成績を検討した。年齢は24歳~82歳(平均58.5歳),年代別では60歳代が12例(41.4%)と最も多かった。男性は16例(55.2%),女性は13例(44.8%)であった。原発部位では鼻・副鼻腔が12例(41.4%)を占めていた。病理組織学的Grade分類では,Grade I,II,IIIがそれぞれ2例(6.9%),20例(69.1%),7例(24.2%)であった。全29症例のKaplan-Meier法による死因特異的5年累積生存率は81.3%,死因特異的10年累積生存率は60.6%であり,また病期別および病理組織学的Grade分類別においては,今回のわれわれの症例では統計学的有意差はなかった。初回治療によって局所制御可能か否かが重要である,と思われた。
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