視覚障害者の看護 II −視覚障害者と外食−

2008 
近年、さまざまな施設・分野においてバリアフリー化が進められ、障害者に対する配慮がなされるようになりました。しかし、コミュニケーションや情報に関する障害を持つ人は、4 割以上が外食店を利用する際に障壁 (バリア) を感じており1)、いまだに多くの行動制限が存在する現状にあります。 一方、外食市場は個人消費上昇を背景に現在も拡大を続け、店舗環境や料理の質・種類も多様化しています2, 3)。さらに、最近ではインターネットでメニュー、サービス、店舗の特徴などの情報を公開する外食店も増加しました4)。飲食店におけるこれらの傾向は、今後もさらに発展すると予想されていますが5)、視覚的な情報を得にくい人では行動が制限されることが考えられます。そこで本研究は、視覚障害者における外食時の行動を調査し、障害者の看護に応用可能な支援・配慮について検討することを目的としました。
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