岩盤斜面の地震応答解析における不連続変形法(DDA)の適用に関する研究

2009 
地震時における岩盤斜面の挙動および斜面崩壊後の岩塊の挙動を評価するためには,不連続体解析手法による地震応答解析が必要である.本研究では,不連続体解析手法の1つである不連続変形法(DDA)を用いて,単一ブロックおよび多層ブロックモデルの地震応答解析を行った.まず,単一ブロックの振動応答の理論解とDDAによる解析解の比較を行い,接触ばね剛性の設定に関する一定の基準を示し,岩盤斜面を模擬した多層ブロックモデルを用いた振動台実験のシミュレーションを行った.解析結果と理論解および実験結果を比較することで,DDAが単純なブロックモデルから多層ブロックモデルの地震時挙動を解析する手法として有効な数値解析手法であることを示した.また,DDAによる地震応答解析を行う際の課題や特性についても明らかにした.
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