術中脊髄モニタリングにおける true-positive とrescue 例
2021
術中脊髄モニタリングは,ハイリスクな脊椎手術において必須な手技と考えられている1).日本脊椎脊髄病学会(JSSR)脊髄モニタリングワーキンググループは,経頭蓋電気刺激筋誘発電位[Br(E)—MsEP(MEP)]のアラームポイントをコントロール波形の振幅30%以下へ低下させることを提唱しているが2),アラームポイントに達した症例の麻痺の有無やアラーム後の波形の回復について詳細な報告は少ない.本研究では,術中脊髄モニタリングでモニタリングアラームを生じた症例の術後神経障害とアラーム後の波形の推移を検討する.
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