Reduction of the thorax in a patient with pigeon chest by a modified Ravitch procedure
1999
17歳の非対称性鳩胸 (Robicsek type III) に対して, Ravitch変法手術を施行し良好に胸郭を形成し得た1例を報告する.胸郭変形のうち漏斗胸は鳩胸に比して発生頻度も高く, 従来より胸骨翻転術, 胸骨挙上術, Ravitch手術等様々な手術が行われている.またその内容にも種々改良が加えられている.しかしこれに対し鳩胸は発生頻度も低く, 変形が前方に突出することからその多くは臨床上問題を呈することも少なく定型的な術式が無いのが現状であると思われる.今回, 我々が本症例に用いたRavitch変法手術は胸骨体後面に楔状切除を加えたことで左右非対称性鳩胸の胸郭形成を胸骨体の捻れの解消とともに骨性胸壁の硬さを考慮せずに比較的簡便に行うことが可能であり, 非対称性鳩胸 (Robicsek type III) に対する術式として有用であった.
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