A Study of Cardiac Arrhythmias after Total Correction of Tetralogy of Fallot by Holter Electrocardiography

1985 
ファロー四徴症根治手術後37例を対象にホルター心電図よりその不整脈の発生について検討し, また同年齢の健康小児と対比した。上室性期外収縮, 1度および2度房室ブロックの出現率は健康小児との間に差はなく, 手術により新しく発生することは少いと考えられた。心室性期外収縮は健康小児よりその発生率は高い傾向にあったがLown分類4度以上のものは認めず危険の高いものはなかった。重篤なものとして洞不全症候群があり, ペースメーカ植込みを必要とした。今回の報告は他の報告に比しその発生率が低かったがその理由として手術年齢が低いこと, 重篤な手術合併症がないこと, 術中の心筋保護が良好な症例が多いことなどが考えられた。ファロー四徴症の重大な合併症である不整脈を予防するため低年齢で確実な手術をすることが重要である。
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