A CASE OF IDIOPATHIC CHYLOTHORAX TREATED WITH LIGATION OF THE THORACIC DUCT AND PLEURODESIS

2009 
症例は59歳,女性.2006年12月,近医で施行された腹部超音波検査にて右胸水と腹水貯留を指摘.2007年6月頃より右胸水が急激に増加しドレナージを施行され,胸水中のトリグリセリド高値であり乳糜胸と診断された.腹水に対してもダグラス窩穿刺を施行され,乳糜腹水と診断された.2007年8月,当院紹介入院となった.入院時の胸部レントゲン検査,CT検査にて右胸水貯留を認めた.腹部CTではダグラス窩に少量の腹水を認めた.同年9月手術を施行.開胸下に横隔膜直上で胸管を結紮した.食事を開始したところ,ドレーン排液の混濁が見られたため,胸膜癒着術を施行したところ,乳糜の漏出は止まり,第23病日に退院となった.乳糜胸,乳糜腹水の原因は不明であり,特発性乳糜胸腹水と診断した.術後10カ月の現在,少量の腹水貯留を認めるものの,乳糜胸の再燃はみられていない.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    5
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []