Heart rate variability within 24 hour after the onset of acute myocardial infarction
1996
心筋梗塞発症直後および1ケ月後にHolter心電図を記録した124例について心拍変動を計測し, 臨床所見との関連性を検討した.発症直後は1ケ月後と比較しすべての計測値が有意に低下していた.入院中死亡群は生存群と比較し, 発症直後はHF, meanRR, SDANN, SD, pNN50, rMSSDが有意に低値であった.入院時のKillip分類II以上の群はIの群と比較し, 発症直後はLF, HF, sdRR, SDANN, SD, pNN50, rMSSDが有意に低値であり, 1ケ月後も同様であった.LVEFが40%未満の群は40%以上の群と比較し, 発症直後はHF, LF, meanRR, sdRR, SD, pNN50, rMSSDが有意に低値であり, 1ケ月後はmeanRR, sdRR, SDANN, SDが有意に低値であった.前壁中隔梗塞は下壁梗塞より発症直後にpNN50とrMSSDのみが有意に低値であった.再灌流療法の有無による心拍変動の差異は発症直後, 1ケ月後ともに認めなかった.以上の結果より発症直後の心拍変動から短期予後, 心機能などの推定が可能と思われた.
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