TWO CASES OF IDIOPATHIC MESENTERIC PHLEBOSCLEROSIS

2009 
症例1は61歳,女性.繰り返す腸閉塞のため当院受診.腹部単純X線,造影CT検査で右側結腸壁に沿った石灰化を認め,注腸検査では上行結腸はび慢性に狭小化しており,盲腸から横行結腸右側まで拇指圧痕像を認めた.画像所見より特発性腸間膜静脈硬化症と診断され,症状の改善目的で2008年3月,腹腔鏡補助下結腸右半切除術を施行した.症例2は72歳,男性.便潜血陽性のため下部消化管内視鏡を施行され,盲腸から横行結腸にかけて暗紫色調の浮腫状粘膜と趨壁の腫大,小潰瘍を認めた.生検では粘膜内の血管壁と間質に硝子様物質の沈着が見られた.腹部造影CTでは盲腸から横行結腸の壁肥厚が見られ,その還流静脈の石灰化が認められた.以上より特発性腸間膜静脈硬化症と診断し,無症状のため保存的に経過観察とした.
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