Effects of Modified Poly(vinyl alcohol)s as a Dispersant for Coal-water Slurry.
1994
石炭-水スラリー(CWM)用の分散剤としての性能を片末端にドデシルチオ基を有するイオン基変性ポリ(ビニルアルコール)(PVA)について調べた。対照のナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩(NSF)に比較してイオソ基を含まない場合は分散能が低いが,スルホン酸ナトリウム基を共重合により導入するとCWMの粘度は顕著に低下し,100s-1以下のずり速度でダイラタンシー性が現れた。カルボン酸ナトリウム基を導入した場合にも同様であったが,第四級アンモニウム塩を導入した場合には作製直後のCWMの流動性は不良であり,粘度も高かった。スルホン酸ナトリウム基を3mol%含有する場合には3日放置後のCWMに沈殿が生成した。その量が増加すると放置安定性に改善が認められた。ずり速度を400s-1まで変えてCWMの粘度挙動をみた。NSF系では一回目に大きなチキソトロピー性が認められるのに対し,スルホン酸ナトリウム基を3mo1%含有するPVA系では一回目に低ずり速度でダイラタンシー性を,120s-1以上のずり速度で弱いチキソトロピー性を示した。放置安定性の悪さは低ずり速度での増粘がないことに対応していると考えられた。
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