AN AORTIC VALVE LEAFLET ANEURYSM DEVELOPED AFTER SURGICAL REPAIR OF RUPTURED SINUS OF VALSALVA ANEURYSM -A CASE REPORT-

2005 
症例は64歳,女性.動悸息切れを認め当院入院した.心エコー心臓カテーテル検査でバルサルバ洞動脈瘤破裂と診断し,人工心肺下にパッチ閉鎖術を施行した.術後経過は良好であったが, 13カ月後に抜歯を施行し,その後発熱が出現した.発熱が治まらず当科入院となった.経胸壁心エコーで大動脈弁逆流を3度と大動脈弁に疣贅様の陰影を認め,血液培養でα溶連菌を検出した.ペニシリンGを投与し解熱した.人工心肺下に大動脈弁置換術を施行した.術中の経食道心エコーで大動脈弁弁膜瘤を認めた.左冠尖に径1cmの左室側に突出する弁膜瘤を認めたが,細菌性の疣贅はなく弁輪部への炎症の波及も認めなかった.術後経過は良好であった.大動脈弁弁膜瘤は稀な疾患で,感染性心内膜炎に合併することが多い.バルサルバ洞破裂修復術後に発症した報告例は調べた限りなく,文献的考察を加え報告した.
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