RESTORATION OF STREAM ENVIRONMENT NEAR A DAM LAKE AS HABITAT FOR STREAM-LIVING ANIMALS

2000 
ダム湖畔に整備した湧水汲み場と2つのビオトープ池をつなぐ2個所の水路で、水生生物のコドラート調査と両生類のセンサスを行った。一方の水路 (水路A) はU宇型の練石積みで単純な断面構造を持つが、他方 (水路B) は、内側の石の間に一部空隙を残すなど、 生物の生息に一定の配慮がなされており、 周囲の環境も樹林などが多い。両水路に実験区を設けて浮石を設置し、浮石設置の有無、 設置の前後、水路の違いによる水生生物の生息状況の違いを分析した。水路Aは浮石設置の有無に関わらず生物が少なく、時間の経過と共に生物が多様になる傾向も見られなかったが、水路Bでは浮石の設置により複数の種の個体数が増加し、時間と共に環境も多様となった。また、水路Bで流水性のカジカガエルの繁殖が確認された。これらの結果を踏まえ、ダム湖畔の水路整備の手法について若干の提案を行った。
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