A Case of Allergic Contact Dermatitis due to Ethanol.

1997 
57歳の女性。化膿性右股関節炎のため手術施行後5日目から滲出性の紅斑を呈した。病歴より薬疹を疑わせたが, 使用歴のある薬剤の貼布試験および薬剤リンパ球刺激試験は, いずれも陰性であった。滲出性紅斑の一部が線状になり境界が鮮明であったため, 手術の際に使用した消毒薬の接触皮膚炎を疑った。皮膚貼布試験によりエタノールによる即時型アレルギーと遅延型アレルギーを呈していたことが判明した。エタノールによる即時型アレルギーは稀ではないが, 遅延型アレルギーは稀であり両アレルギーが同一患者に発生したという報告はなく, ここに報告する。
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