A Case of Recurrent Giant Lipoma of the Retroperitoneum.

1993 
後腹膜脂肪腫は組織学的に良性に属する腫瘍で, CT, USなど画像診断の発達する前には診断の困難さにより比較的まれな腫瘍とされ, 本邦では自験例を含めて60例の報告を数えるのみである.われわれの症例は71歳の男性で, 腹部膨満感を主訴に来院し精査の結果, 後腹膜脂肪腫と診断され摘出術を施行した.腫瘍重量は7,530gであった.摘出標本の再三にわたる組織学的検索においてもよく分化した脂肪腫であった.その後外来にて経過観察していたが初回手術から3年および6年後に再発を来たし再手術を施行した.組織学的に悪性所見はなく, 脂肪腫の再発と診断した.脂肪腫の大きさ, 再発の点においてまれな症例であると思われた.
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