Changes of blood coagulation and fibrinolysis after transcatheter arterial chemoembolization for hepatocellular carcinoma.

1987 
DICは頻度は少ないが重篤な経カテーテル的動脈塞栓術(以下TAE)の合併症である.我々はTAE後のDIC合併死亡例を2例経験する機会を得,この経験からTAEによる凝固線溶系の変動を検討した.対象はchemoembolizationを施行した原発性肝癌45例で, TAE前と1, 2, 4および7日目に凝固線溶検査を行なった.血小板数はTAE翌日より著明に低下し, 2日目には56.9±4.3%(p<0.001)となったが, 7日目には75.3±3.5%とやや回復した. FDPとfibrinopeptide B β15-42はTAE翌日より上昇し,その高値は7日目まで持続した(p<0.01). PTやfibrinopeptlde Aの変動は血小板に類似し,いずれも有意であった.以上からTAE直後に凝固線溶亢進が生じるのを明らかにした.
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