Gasification of Carboneous Materials by Carbon Dioxide with Molten Carbonate Catalysts.

1999 
グラファイト, 活性炭およびリグニンと二酸化炭素との反応をアルカリ金属炭酸塩 (融点891~1,164K) およびこれらの共融混合物 (融点669~787K) を触媒として973Kで行った.触媒の融点が反応温度より低い場合には, 触媒とグラファイトを物理的に混合するだけで反応は起きた.この物理混合法によるグラファイトおよび活性炭のガス化速度は, 触媒を含浸法で担持した時のガス化速度とほぼ同じだった.しかし触媒の融点が反応温度より高い場合には, 物理混合法による触媒では反応は進まなかった.炭素質の連続ガス化の可能性を検討するため, 触媒の反復利用を行った.回分反応器において活性炭 (又はリグニン) が消費された後, 触媒を含む反応器に同量を加え再び反応を行った.この反復操作で, 触媒活性を失うことなく共融組成の溶融塩触媒を再利用できる事が分かった.更に, ニッケルと溶融塩触媒の共存効果を調べた.両者の触媒が共存している時の773Kにおける反応速度は, ニッケル触媒だけの場合の4.3倍であった.
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