Distal Radius Fractures in Children: Risk Factors of Redisplacement

2011 
小児橈骨骨幹端部骨折における徒手整復後再転位に影響を及ぼす因子について検討を行った.平成19年4月から平成22年3月までに当院で治療を行った15歳以下の小児橈骨骨幹端部骨折219例中,転位または10°以上の屈曲変形を認め,徒手整復を行い経過観察可能であった20例を対象とした.X線学的評価として,側面像で,橈骨骨軸と遠位骨片のなす角をangulation,橈骨径に対する骨片転位の割合をtranslationとして用いた.経過中に10°以上のangulation,または30%以上のtranslationを認めたものを再転位例とし,再転位あり群(11例)と再転位なし群(9例)を比較検討した.骨折型において2群間で有意差を認めた.完全骨折の場合多くが転位を伴っており,そのため解剖学的整復が得られにくく,場合によっては初期治療からK-wireによる手術加療を考慮すべきと考える.
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