A Case of Ulcerative Colitis Associated with Salazopyrin-induced Allergic Hepatitis

1990 
サラゾピリンによる肝障害は稀である.われわれは潰瘍性大腸炎の治療にサラゾピリンを使用し, その後肝機能が悪化した症例を経験した.症例は28歳の男性で, 腹痛, 粘血便などを主訴に某医より紹介入院となった.大腸内視鏡検査の結果, 潰瘍性大腸炎と診断し, サラゾピリン49/日を経口投与した.その後, 肝機能が悪化してきたため, サラゾピリンを中止した.中止後肝機能は改善傾向を示し, かつリンパ球刺激試験が陽性であったので, サラゾピリンで生じたアレルギー性肝障害と診断した.
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