A CASE OF A GIANT GASTRIC HYPERPLASTIC POLYP IMPACTED IN THE DESCENDING PORTION OF DUODENUM

2002 
症例は69歳,女性.嘔気,タール便を主訴に近医受診.同日吐血を認めたため, 2000年6月22日当院紹介入院となった.入院時, Hb 5.7g/d1と貧血を認めたため胃内視鏡検査を施行した.胃穹窿部大彎前壁に茎を有する巨大な山田IV型ポリープを認め,ポリープ頭部は十二指腸に嵌頓していた.内視鏡的に還納を試みたが,ポリープ頭部が巨大で還納はできなかった.上部消化管造影検査では十二指腸下行脚に60×30mm大の腫瘤陰影を認めた.その後も内視鏡的に還納を試みたが,還納不能であったため7月19日手術を施行した.胃前壁を切開し,用手的にポリープを胃内に還納し茎部を結紮切離した.ポリープは80×70×30mm大で表面桑実状であり,茎の太さは最大30mmであった.病理組織学的検査では過形成性ポリープで悪性所見は認めなかった.臨床症状を呈する巨大な胃過形成性ポリープに対しては可能な限り低侵襲の治療法が望ましいと考えられた.
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